東洋医学の経絡の流中のツボには「霊道穴」「霊墟穴」「貧血霊穴」「霊台穴」「青霊穴」「幽門穴」「神封穴」「神門穴」「神蔵穴」「神闕穴」「神道穴」「神堂穴」
など「霊」とか「神」などがよく出てきます。
また、スピリチュアルの世界などでは、霊感が強い方や心霊の憑依を受けやすい人を「霊媒体質」と言ったりします。
要するに、目に見えない力が働いて居るものに対してとても敏感な人の事を言います。
この様な方はお身体自体が過敏な体質というのとちょっと違う様ですね。やはり通常、人の感受する事の出来ない感覚を持ち合わせている
という事になるのでしょう!これは以前、うちに通って居ったお客さんにこの様な方が居たのですが、
心霊写真が毎回必ずはっきりと映ったり、怪奇現象に悩まされたり耳元で「ここだよ」とはっきり声が聞こえたかと思うと
警察のロープが張ってあってついさっき首つり自殺があったばかりなどと言う事が本当にある人も居ります。また、女性は子供を産むとお母さんになります。
生まれた子供はお母さん以上の存在は居りません。お母さんが全てなのです。そしてその子供に全力で愛情を注ぐ様に出来て居ります。それ故、赤ちゃんはより、
生まれたばかりだと特にお母さんの情動が影響するといわれて居ります。なので、夜泣きなど治らない場合、子供の疳の虫などが影響する事の他に、一番初歩的なシンプルな原因は
お母さんが心配事や不安事が多かったりするとちゃんと赤ちゃんは感覚的にもう感受して居るのです。以心伝心という言葉がありますがまさしくその通りでしょう!
赤ちゃんまで思いが伝わり不安になるのです。それは子供の成長や生涯を左右する出来事です。
そして、人の想いは強いと言われて居り敏感な人だと人から恨まれたり色々な想いを飛ばされるとキャッチしてしまい気分が悪くなってムカムカするという事は
普通の霊感が強くない大人でもよくある事なのです。霊感が強いから偉いとか、霊感が弱く鈍いから丈夫だと思いがちかもしれませんが決してそんな簡単に割り切れるものでは全く無く、そして
どちらでもよい事です。余り囚われないことが
重要なのです。そして、霊感が強い人は自分なりのペースや見解を見つけて生きて行く事が最も良いと思います。それが実は本人にとって最も幸せでありお役目を全う出来るからです。
そしてそれが何らかのメッセージだったりもします。その様に捉え前向き考え全てを受け入れる事が実は大切なのです。霊感が強い人にはそれが出来るのです。
また、「何か感じる」と思うとそれはカラスや猫、ネズミ等の小動物の目線が気になって居たり、
バッタやコーロギ、ハエなど動物や昆虫、生物などが発する「気」の様なもの
の時もあります。また植物だってこの様な気を感じる事だってあります。そしてこれらの動植物にだって気持ちや感情があります。
人それぞれ得意不得意あるものです。それは十人十色です。ところで
「第六感」というものは誰にでも備わっているもので、科学や文明が進歩した現在は退化したといわれて居ります。
なので、いまだに無意識に第六感的な感覚で物を見て居る事も、結構あるそうです。よく「~な感じがする」とよく言いますが、これなんかも
ただ単に偏見というよりもその無意識のうちに感覚的に培われた「第六感的な感覚」から物を見て居り感じて居ると言う事ですね!
これはどちらかというと極めて日本的なシャーマニズムの感覚だと思います。何故かというと、仏教と東洋医学は同じ頃の6世紀半ばに古代中国大陸から学び
入ったといわれて居りますが、それ以前の古代日本は自然を神とする風習がありました。そして病気等は悪霊に依るたたり
が原因と考えるのが普通でした。そしてその後も日本人はとかく雰囲気や匂いの強いものや目立つ事には敏感で普通と違ったりする感覚にはとても神経質だったと思われます。
また、目に見えない世界観は人それぞれのイメージや考え方などで変わって来ます。また、
習慣や宗教観が全く違う場合には心のポイントやニューアンスが全くズレてくることも多いからです。例えばホラー映画などで外国の作品を見た場合などにそれは
分かると思います。見ても自分が怖いと感じるポイントがずれて居り、本当は怖い筈の作品があまり怖くなくむしろ笑ってしまったなんて経験がある人は
多いかと思います。それは文化や慣習、風習等の違いが関与しているからだと思います。それを無理やり当てはめる事には無理がありそうです。しかし、日本では仏教や
東洋医学の考え方が6世紀半ばより今日まで割と自然に浸透し現在に至ったという背景も日本にはあるのです。
ところで、東洋医学的な体と霊や神という所謂「目に見えないもの」に対しての捉え方や結びつきとはいったい何なのでしょうか?
神の概念
東洋医学では気・血・水で病気を考える事が基本です。そして陰陽五行を合わせて行きます。
そして神気とは自分の体に宿りそれぞれの内臓や精神を支配して居ると考えました。
東洋医学では心は「君主の官」。体の中では一番最高位の位置づけ。
東洋医学で心は「君主の官」。体の中では一番最高位の位置づけとなります。
心臓は止まったら死にます。東洋医学でも心はその様な意味で最高君主の意味を持って居ります。なので、経絡で体を施術するときに心経の経絡は原則使用しません。
変わりに「心包経」という経絡が君主が最も信用する信頼する器官と考え、心の関係の疾患は全てこの「心包経」で対応する事になってます。しかし、だからと言っても
心経を使った方がはるかに良い事も多く、この古典が書かれた時代は心が弱れば「死」を意味しますが、現代では医学が発達し古典時代に死に至った人や
生まれて来られなかった人、または薬や医学、栄養状態の恩恵で生き延びれて居る人も多く、
その多くは元である疾病の心が弱い人も多く、その様な場合の施術には直接心経を用いたりします。
しかし、これは現在は流派や系統によって考え方は様々であり、経絡をあまり重視しない中医学などでは普通に心も臓腑弁証同じように考えます。
神は心経の主り。心経が弱くなると意識活動が低下してくる
神は心経の主り。心経が弱ると厳正での意識活動が低下して来ます。そして、見えない様な物を見たり、うわごとを言ったりします。
「神」は神気の中で最高位で意識活動、判断活動の中枢
「心経」の主りである「神気」を
分類すると神気とは五神の総称の事を言う。五神とは魂、神、意、肺、志などで、肝、心、脾、肺、腎の五臓がそれぞれ担当し、ありこの中で「神」は心の主りで神気の中で最高位に立ち、他の四神を支配する力を持つ。そして意識活動、判断活動の中枢となるのである。しかし、
神が弱るとそれぞれの神気も弱り、意識活動が低下すると同時に幻聴、幻想、狂気、幻覚などの症状が現れます。
それにつけても経絡のツボの名前に「霊道」「霊墟」「貧血霊」「霊台」「青霊」「幽門」「神封」「神門」「神蔵」「神闕」「神道」「神堂」など
「霊穴」に結びつく名前が多いのには驚かされる。それだけ何か意味があるのだから。
ところで興味深い事に霊感が強い人の中に居るのが「心」の変動の方や
先天性の心臓弁膜症などを持って居る人も結構多く、果たして幻想や思い付きで言って居る事が偶然当たって居るのか、
心疾患と霊感には因果関係がなく偶然重なったのか若しくは心経が何か
あの世へ通じる階段なのか、それを古代人はもう知り尽くしていたのかは解明が待たれるものであり謎の闇に包まれて居ります。
仙台近郊やそれ以外の方へ
夏は心が旺気し、過ぎれば暑邪、熱邪により心を破るといわれて居ります。一方、心霊話、怪談話が盛んなのも夏です。
心の季節に心の主りの怪談話とは昔から上手く出来て居るものです。心は陽中の陽、陽の中に陰あり、陰の中に陽あり。
真夏の暑い陽火の盛んな心の季節の陰の部分と陽の部分と言う事でしょうか?又、陰中の陰である腎の要素を取り入れ
涼しげな感じでバランスを保つ!??怪談話しの気味が悪いから「怖い」に発展すると陰中の陰の腎が侵される事になる。
心と腎の交通が不能になると人は怖い夢を見るようになる。これを心腎不交と東洋医学では言う。施術方針は心腎交通。
ツボや経絡の名前も不思議な名前や難解な名前、意味不明な名前様々です。しかし、名づけ人は必ず居り、名前の由来は必ずあります。
そんな深い意味合いも東洋医学や鍼灸にはあります。熱中症に注意するために水分補給対策は大切です。またゴーヤやキューリ、ピーマン、トマト、ナス、ズッキーニなどの
夏野菜はカリウムが多く含まれており体の体液調整に大いに役立ちます。中でもピーマンやゴーヤなど苦みの野菜は
夏に変動の多い心に対して、暑邪、熱邪に有効です。東洋医学や漢方、湯液や薬膳では陰陽を保つ事を最重要視してきました。
夏野菜は東洋医学では陰の野菜と言われて居ります。体を冷やす食べ物と考えます。季節の物を季節のうちに摂ることは大いに理にかなって居ります。
この様に食べ物も陰と陽で構成します。この様に夏野菜や夏に盛んな経絡、ツボの不思議なに一つとっても話題が尽きません。それ位東洋医学は奥の深いものです。
