3連休の最終日です。皆さん元気お過ごしですか?仙台はここ数日で急に冷えて来ました。
温泉が恋しくなってくる季節ですね!

毎年秋に入る時の気温の変割り方が違います。それで風邪を引いたり体調を崩したり
しやすいです。
「ぎっくり腰」急増中!急な気温の変化に要注意!
また、「ぎっくり腰」も急な気温の変化時に非常に多いので要注意です。

皆さんは「置き鍼」をご存知でしたか?
そんな訳で今日は「置き鍼」について書いて行こうと思います。皆さんは「置き鍼」をご存知ですか?
実は私、それまで知らなくて患者様が「置き鍼置き鍼」とおっしゃって居る事から私はその言葉を学んだのです(笑)。
通常「置き鍼」の呼び方は業界用語の「置鍼」や「留置鍼」を言う事が多く鍼を刺しっ放しで5分~10分放置して置く事を言う
通常、「置き鍼」の呼び方は業界用語で鍼を刺しっ放しで5分~10分放置して置く「置鍼」や「留置鍼」の事を言うのです。
なので通常は業界では鍼を留め刺して置く事を「留置鍼」(呼び方はりゅうちしん)とか「置鍼」(ちしん)などと、鍼灸師の間では呼ばれて居ります。
なのでこれを「置き鍼」と呼ぶ先生も居ります。丁度、皆さまがご想像して居る鍼の背中に刺さって居るイメージですね!

また近年流行って居る「美容鍼」などもそれにあたります。

ところで円皮鍼というシールの上に短い鍼の付いたものがあります。
通称「シール鍼」とか「パッチ鍼」と呼びますが、正式名称は「円皮鍼」と呼びます。この円皮鍼を置き鍼と呼ぶ人も結構多いみたいです。
正式な名称は「円皮鍼」と呼び、現在の貼るタイプの鍼の主流と成って居る
円皮鍼は長さが色々なタイプがあり皮膚にグサッと刺さらない程度の長さで丁度良いのです。これは皮膚に触れているか触れていないか
の皮膚感覚を利用する鍼なのです。皮膚感覚を利用するだけで皮膚表面の浅い鍼でこれ位楽になるのです。よく考えたなと思いますね。
この円皮鍼が効く理由もきちんとあります。科学的な理由、西洋医学的な理由の他に東洋医学的な理由も後程説明して行きますね。
当施設ではこの円皮鍼を鍼灸の施術を行った補助的に使用します。そして次にお越しに成るまでの繋ぎとしても活用して居ります。やはり通常の鍼灸の施術
の様には行きませんが、手軽に使える点が気に入られて居ります。まとめ買いされて行く方も多く居られます。
私は「ハイ、お守り」などと言って渡します(笑)。ちゃんと効くお守りですね!(笑)。
最近あまり見かけない「皮内鍼」の方が手間は掛かるが良く効く
最近あまり見かけませんが当施設では「美容鍼」などでも用いて居る「皮内鍼」(ひないしん)があります。
美容鍼Fullの流れ 目尻のシワや鼻唇溝付近へのアプローチ項画像参照→https://tsuchita-hari.net/flow/
これはその昔「赤羽幸兵衛」(あかばねこうべい)と言う方が考案した短く細い鍼です。これをピンセットで斜めからほぼ水平に刺しシールで止めます。
皮内鍼wiki→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%AE%E5%86%85%E9%8D%BC
赤羽幸兵衛wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/赤羽幸兵衛
斜めに寝せて刺した鍼の柄の下には枕と呼ばれるシールを敷いてさらに上から布団をかぶせる様にシールで止めます。剥がす時にシールと鍼が一緒に
剥がれる様になる仕組みです。私はこちらの「皮内鍼」の方が良く効くと感じて居りますし、
皮膚に馴染みが大変良くとても日本人の体質に合っている方も皮内鍼ではないかと考えて居ります。なので
当施設では症状によっては皮内鍼を説明したうえでどんどん用いて居ります。しかし、
自分で貼る事が出来ないなど手間が少々掛かるので自分でポジティブな用い方をしたいという方は
円皮鍼で「パイオネックス」というものを沢山買って帰られる患者様も居られます。
ところでこれら浅い鍼で「なぜ効果が表れるの?」と感じた人は居られませんか?
鍼に何か入って居る訳でも何でもないんですよ(笑)。何故でしょう?
意外に知られて居無い副作用
これを副作用と呼ぶ程かどうかは別として
副作用1.気を漏らす
これは東洋医学的なお話ですが円皮鍼を長時間貼って置くと疲れる人が居ります。気の調整を目的とする経絡を整える鍼灸からすればこの現象は紛れもなく
「気を漏らしている」と言う事に成ります。
なので「凝り」は「実」な訳ですから、凝りを緩めるのには非常に効果がある訳です。
なので、そこそこ緩んで来た所で円皮鍼は張り替えた方が良いでしょう!そして、また、別のツボを探して貼る事です。
また、気の流れ、経絡の流れがまた変わって居るので、再度、鍼灸の施術を行う事が厳密には必須です。
副作用2. 痒みに弱い人はかぶれ易い
特に夏場ですが、痒みに弱い人や皮膚が敏感肌の人は痒くなりやすいです。なので赤くなった時点ではがす事がベターでしょう!
円皮鍼は縦に鍼を載せるので気が漏れやすい
そうです。円皮鍼は縦に鍼がついて居る手前、気が漏れやすいです。
なので、実体の方や凝りが実の状態が強い方には向いて居るのですが、弱い虚体向きでは本当ではないのです。
虚体の人は本当ならば日本人のきめ細かな素肌に合った「皮内鍼」の方が適してる
虚体の人は本当は「皮内鍼」の方が向いて居ります。そしてよく効きます。
皮内鍼は横に鍼を寝かせてシールで蓋をする格好です。円皮鍼は針先とシールとの間に
空間が出来ます。皮内鍼の様に密着して寝かせる事は無いのです。
鍼の手技的な意味合いからも円皮鍼は寫的、皮内鍼は補的とも言う事が出来ます。
過敏体質の方が円皮鍼で超敏感な全身に影響を及ぼし易い陰経やそのツボに命中する事はもっての他
敏感な体質の方が円皮鍼をバンバン貼って居る光景を見る事がありますが、意外に副作用に気が付いて居無い事も多いので気を付けるべきです。
円皮鍼も皮内鍼も科学的には表在刺激に依る皮膚感覚の変化を利用した方法の一つ
表在刺激に依る皮膚感覚の
生体反応を利用した方法です。なので、マグレインやシルバーマグ等のガン玉タイプも原理的にはほぼ一緒です。
この様に人間の表在刺激による皮膚感覚の変化やそれを脳へ伝える神経伝達メカニズムはもうとっくの昔に科学実験でも医学的にも実証、証明されて居ります。
また、鍼灸の施術では刺激「活動電位」を受けて脳から痛みを遮断する物質を放出する事を「下降抑制系」と呼びますが
それを利用した施術が鍼灸です。
活動電位wikihttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E9%9B%BB%E4%BD%8D
皮膚感覚wikihttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%AE%E8%86%9A%E6%84%9F%E8%A6%9A
wikipediaの「鍼」の文献の中には
浅い部分への鍼を「侵襲性は極僅かであるもの鍼に依る表皮への刺激はプラセボ効果を十分に制御した治験を計画する時に支障をきたす」と書いてありますが、
鍼wiki→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%BC
表皮への刺激は科学的に言えば皮膚の表面の痛覚や温冷感覚、触圧覚などがあり、
の感覚の度合い(活動電位)を伝えるための受容器や神経線維の大きさの違いが関係して居る事が言えると思います。
膚感覚が緊張します。深部であれ浅部であれ感受性の差こそあれ
神経線維に活動電位が生じ神経伝達が行われる以上、
それなりの反応はあるという事も示すという事を意味すると思います。また、

経絡やツボがまだ証明されていないために実験されて居ないのですが、それらが内臓への巡りや
鎮痛にどの様に作用して居るのか、
臨床結果だけでは無くて神経繊維や受容器がどの様な感受性を持ってどの様な信号を送り変化
してるのかの研究データが待たれるところです。
ツボの上に指が当たればちゃんと脈が変わり
ます。そして内臓に何らかの変化が必ず現れる点はどの様に証明できるか、等、研究材料は沢山あります。

その「気の持ち様」の微妙なニューアンスを絶対に見逃すな!そこにこそ鍼灸の必要性を!
様々な情報そして感情を感受して人の体は脳に情報を送ります。
そのため人の体はストレスなどを感受してある一定の限界を超えると体調に影響する事だって言って
鍼はこの「ストレス」の影響で交感神経が高ぶり
眠れなかったり内臓不調の状態を副交感神経優位に持って行く作用がある事は科学的にも臨床の現場でもすでに証明済みです。
仙台市近郊やそれ以外の方へ
病気が快方に向かう時も気持ちが安らかにリラックスし
副交感神経と交感神経のバランスが保たれ自律神経が良好な状態の方が全ての病気が快方に向かいやすいです。
そして浅い鍼がとても有効な事がとても多いです。