今日はちょっと難しい内容で臨床家向けのお話になりますが興味のある方は読んでみて下さいね!

呼んで読めない事は無い内容です。宜しくお願いします。

東洋医学には証と言うものがあります。今回は偶々、慢性腰痛を例に挙げますが慢性腰痛以外にもこの考え方は全てに当てはまります。

そして脈診、経絡を整えるための証に於いても理由と言うものがきちんとあります。慢性腰痛とは急性の激しい痛みの腰痛から期間が過ぎたものや常日頃から痛い様な腰痛を慢性腰痛

と呼びます。

しかし、脈診で診て行くと微妙な証の違いで慢性腰痛の軽減度合いが変わってくることが分かって居ります。

東洋医学では腰は腎の主りではあるが腰痛となると必ずしもそうではない

通常、東洋医学では腰は腎の主りと考えるのは一般的で普通です。しかし、腎を丹念に補い腎のみを徹底的に施術して居る筈なのに慢性腰痛の成果が上がらない鍼灸師の先生

若しくは病院の先生、若しくは東洋医学に詳しい人も居ると思います。腎がどうだから痛いのか、若しくは腎ではない臓腑の影響によるものの可能性も考えられるのです。

その理由としては腎に影響を及ぼして居る臓腑は臓だけで4つ腑も合わせると8つ心包と三焦を合わせると10あるのです。特に他の4臓が本当に腎より

弱い臓が無いのかと言う事です。脈診で言うと証の違いに当たります。そして中医学で言うならば臓腑弁証が違うという事でしょうか?より優先する弁証が隠れて居る

可能性を示唆して居るのではないでしょうか?慢性腰痛の方は純粋な腰痛の方も居れば慢性疾患、脂肪肝、糖尿、鬱、喘息等を併せ持って居る方も多いのです。

その辺りまで帰依し弁証を立てないといけないのが東洋医学、中医学です。脈診の場合脾虚の腰痛の場合、座り疲れや飲食による乱れがある場合

が多く、この様な場合に脾経から整えて行かないと腰痛は良くなりません。もしかすると腎を補う事で脾虚が増し腎が実になって来る可能性だってあります。

東洋医学では腎に実無しと言われて居りますが、施術方針を誤り、補う必要のない所を補い、弱い虚の部分を益々虚させる様な事は症状を増悪させるのです。

なのでしっかりとした問診が必要な事と併せて腹診、脈診、場合によっては舌診によって再確認し、施術方針とその結果がどうなのかを照らし合わせる事が大切です。

それに脾経は腰の主りとは言いませんが体を軽くする働きがあります。身そして関節痛や節々の痛みは脾経に当たるので体が重い場合は脾を疑うべきです。

しかし、腰痛は肝や肺気虚のことだってあります。

なので腎をしっかり施術したら腰が重くなったという施術家も多いと思います。腎は腰回りや下半身に血を集める作用があります。うっ滞や滞りによって

腰の鈍痛、太ももの重さがる場合、却って血液を下に送り箱詰めにしてしまう結果悪化するのです。一方脾の場合、

中焦に気の流れをシフトし全身に気血津液を巡らせる運化作用があります。脂肪肝の人に肝をバンバン補うのと一緒です。どんどん悪化させてしまいます。補うべくは脾です。

所謂肝鬱の状態は肝実の状態ですので補う事は良くありません。

針を刺す場合も患部に刺した方が良い場合、遠隔から施術し患部には触れない方が良い場合とあります。

そしてこれは通常、家などでお灸をする事を患者様への宿題にしている場合は絶えず患者様の証が変わって居ないかを留意すべきである。

そしてまた証が変わって直ぐに元に戻りそうな場合はきちんと来院させて体質の変わり具合を見てからツボをまた元に戻すなど慎重に行う必要がありそうです。

要は本来東洋医学は病名診断ではないという事です

そうです。要は東洋医学は病名診断ではないという事です。それを患者様の症状だけ聞いて一般的に言われて居る施術のみに囚われて居ると思わぬ失敗をします。

故に病名や症状だけに惑わされず上辺だけの診立てにならない様に根本の体質を知って行く事がやはり基本中の基本でありそれこそが鍼灸師に果たせられた

鍼灸師にしかできない技なのだろうと考えて居ります。

仙台近郊やそれ以外の方へ

何でも生活習慣や一見関係の無い事から症状は気が付いたときには出ているものです。なのでその辺りの原因を気を付けないと

いけないという事が大切なのです。それを知りたいという方が東洋医学を受ける人は多いのは根本的な原因を知りたい、その結果解決をしたいと考えているからです。

当施設にご相談ください。いつまでたっても取れない痛み。もしかすると今までの施術や症状に対する考え方が間違って居るのかもしれません。是非土田はり灸院

に一度お越し下さい!