杜の都仙台は今日も一段と冬に近づいた気候です。日増しに寒くなって居りますね。
厚着をする方も多いと思います。そして空気も乾燥してジャンバーのファスナーを閉める時に指先から血が出ている事に気が付く事がありますね。
また、軍手や手袋などを着けようと思ったらささくれが出血する事など多いと思います。果たしてこれは何でしょうか?
そうなんです。東洋医学、特に経絡を中心に施術するスタイルの当施設などではこの様な反応は決して見過ごしません。たまたまで過ごすことの多い
このささくれの原因は何だと思いますか?指先は様々な経絡が通る場所です。そして、様々な経絡が交わる場所であり、様々な経絡が交換する場所でもあり大切な所なのです。
この末端のツボを井穴と呼びます。ツボには要穴と呼び、身体全体の働きを整えるのに重要なツボがあります。主に手や足の指先から肘、膝下位まで分布して居ります。
井穴はその要穴の一つです。主に胸脇苦満や心下満という症状に用いる訳ですがどの様な症状化と言えば鳩尾辺りから胸がつかえたり滞った症状全般を指します。
また、五行の臓腑では井穴は肝経を主るツボです。十二経絡全てに井穴はありますが、その中にでも例えばお腹の調子が悪く脾虚だったとして脾虚でも肝経にとても関係が
あったりするとこの脾経の井穴を使用します。しかし、別の用い方があります。井穴刺絡と言って井穴は刺絡の一つとして用いる事が多いツボです。
このツボを用いて風邪引いたときに声を出やすくしたり、頸の痛みを取ったり、蓄膿症の中に溜まった膿を一瞬でドロッとした鼻汁を出したりする場合などにも
用いるツボです。その他様々な用い方をしますが、
要するにささくれは体の中の滞りや熱を無意識に取る作用が起こって居ると考えて下さい。余り引っ張らない方が良いと言われて居りますが、それは私もその通りだと思います。
特に免疫力が落ちて居る時に引っ張っちゃったりすると爪と皮膚の間が化膿します。なので、ささくれが出来たら「ああ、この経絡が滞って居るんだ」と思って下さい。
井穴に乗っていないささくれもありますが、井穴の働きに関係している反応がとても多いです。そして「こうやって自然に熱が漏れ出てるんだ」と思って下さい。
洗剤などで指先が荒れたりして居る場合には指先全体が荒れている訳ですが、井穴の働きに関係する場合だとその部分のみささくれが出来るものです。
また、もう季節は過ぎましたが夏場に虫刺されの刺される場所ですね。これも弱った経絡と関係がある様で、弱った経絡に刺される事は多いですね。
この様に体表は様々なメッセージを常に発して居ります。もし、ささくれが出来たり夏場に虫刺されが出来た場合、またはほくろや吹き出物が出来た場合
または同じ箇所をぶつけるなどの場合には経絡の働きを考えてみましょう。
仙台近郊やそれ以外の方へ
当施設では様々な一見関係が無い様な反応も大切にして居ります。それは一見関係が無いようでも関係がある事も多いからです。
何かなかなか良くならない様な症状をお持ちの方はどうぞお気軽にお越しください!