日本で行われて居る鍼灸は大まかに経絡を中心に施術するスタイルと特効穴中心の中医学形式に分かれる

皆さんこんにちは。鍼灸は施術のスタイルが千差万別です。流派によっても様々です。また、同じ系統のやり方に依っても

同じ流派の中でも派閥ややり方が枝分かれして居ります。それだけ研究熱心な先生方が多く、追試検討を繰り返した結果だと思います。

ところで、鍼灸のスタイルややり方とは別に大まかに2つに分かれる事をご存知でしたか?一つは日本的な経絡的な触って確認しながら行う鍼灸と

特効穴による強めの刺激で行う中医学的な鍼灸と大きく分けて2パターンあります。その他、色々なやり方や理論を混ぜた独自の

やり方や現代医学的な考え方のみで行う鍼灸もありますが、ここでは除外します。※参照wiki鍼灸、「日本に於ける鍼灸」項参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%BC%E7%81%B8#%E8%B3%87%E6%A0%BC%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AE%E5%A4%89%E9%81%B7

東洋医学は気・血・水とあり、考えますが、

その中で、経絡による鍼灸の場合も中医学でも八網弁証を立て虚実や予後の判定を立てて施術を進める点や、証を決める点は一緒ですが考え方に違いがあります。また、大方一緒の事が多いのですが、呼び方が違ったり、優先順位や時にはほぼ同じ証が立って居るのにもかかわらず施術方針が全く違う事や全く証が違う事さえも中医学と経絡鍼灸都の中ではあり得ます。また、

同じ流派の中でも派閥ややり方が枝分かれして居ります。それだけ研究熱心な先生方が多く、追試検討を繰り返した結果だと思います。

経絡は体表を巡ると考える。気の調整

経絡的な考えに基づく鍼灸の場合、「経絡は体表を巡る」との考えから浅く細い鍼を行って行く事が殆どです。また、血の変動時には

やや深めに鍼を行っていくという考え方が殆どです。しかし、気の変動にしても血の変動にしても経絡を破って刺すようなことは行いません。

中医学に基づく考えの場合は特効穴による刺激を行う事が殆どでツボの響きを重視する

中医学の理論に基づく鍼灸で病気の緩解を行う場合、ツボに針を刺し、刺激の強さでもってアプローチを掛ける事が多いのです。

なので刺激に弱い人はなかなか苦労する事も多いと思います。しかし、刺激に慣れると体の奥深い病には著効を示します。

私の感想だと敏感なお身体の人には中医学で行う刺激鍼は不向きだと思って居ります。鍼の響きの為に怖くて施術どころじゃなくなることが殆どだからです。

また、気の調整や経絡を調整する場合にも、特効穴ではなかなか成し得ないのではないかと感じます。

しかし、中医学の先生でも上手な先生は粗雑な施術は行わない筈ですので刺激量と雑な手技は別問題です。それでも、中国の方々は響きの強い鍼に慣れて居るからその方が良く効くと思って居る方も多いみたいです。

雑な鍼は冷や汗を掻かせてしまい却って負担を掛けさせる

鍼の太さは体形や体質によって変えたりはしますが、それで深く刺す事は少ないです。

やはり鍼の太さによっても出来上がる脈は変わるし、敏感な体質の方にちょっとでも刺激が強いと

針が刺さると一瞬にして気が漏れ、脂汗や冷や汗を掻かせてしまい、体表がジトっとして毛穴が開いてくるものです。臨床的にはまずい傾向です。

一方、中医学では刺激量は考慮はしますが、響きは良いものととらえる傾向にある様です。

いかに病気に対するツボに出来るだけ強いアプローチをするかを考えます。日本では仏教伝来以降、6世紀半ばより鍼灸が中国大陸より伝来したといわれて居りますが、

日本民族は古来から痛いもの、刺激の強いもの、臭いの強い物にはとかく敏感な民族でその点今と変わりがありません。そこで痛く無い鍼やどうすれば痛く無く

身体に良い影響を与える事が出来るかが最大に課題でした。それで痛く無い鍼が日本では育まれて行きました。なので、その様な点で言えば日本で発展した痛く無い鍼は

大変優れて居るといえると思います。鍼は中国と皆さん思って居ると思いますが、

確かに中国から学び中国から伝わり、中国の考えは大変素晴らしく敬意あるものに変わりはありません。しかし、

日本で1400年もの間育まれた痛く無い体表から体全体に働きかける様な鍼、

そして、鍼と同じような働きを持たせるようなもぐさを捻る様な熱くないお灸も

日本独自のもので大変優れている居りしかも発展して居る

と言えます。刺激理論よりも痛く無く気持ちよい優しい鍼が良いと当施設では取り入れて考えて居ります。

 

現代は精神疾患も多い時代で敏感な方が非常に多いです。体質の改善をまず行ってから愁訴の軽減を考えるべきだと思って居ります。


仙台近郊やそれ以外の方へ
敏感な体質の方は特に注意して施術を行う必要があります。また、愁訴が軽減すると

鍼灸は楽しいものでもあります。ポジティブに気に入って頂ける様に当施設でも日々努力して居ります。