一重に肩こりと言っても違うものである。そして、人それぞれ肩こりでも微妙に違うものだ。

しかし、大体は辛いポイントは皆例外なく同じなのである。なので、どの辺りが辛いかをおっしゃって頂ければ

ポイントは分かるのだ。「良く痛い所が分かりますね」「いやいや、これで食べて居ますので」こんなやり取りが常である。

ポイント①肩上部

ところで、肩こりは一番多い箇所は何処かと言うと、やはり「肩上部」と言われる所です。肩たたきをする場所です。

ここが一番何と言っても多いですよね。事務作業、その他様々な手作業を行うとここが凝り易いのです。僧帽筋と言う筋肉がとても多く付着している場所ですね。

僧帽筋の名前の由来は、西洋でカトリック教徒の修行僧の被る帽子に似ているとの理由からこの名前が付いたという事です。

 

ポイント②首から肩、肩甲骨まで張りと緊張型

そして、凝りは比較的浅いのですが、押すと物凄い痛みがあったり、凝りは無いのにも拘らず頸から肩甲骨のある背中まで全体が張って苦しく

緊張型の方も居ります。この様な方の中でも凝りが酷いうえに緊張と張りがあるケースもあります。また、比較的細い鍼で浅く刺すだけで

凄い緊張が緩むため、効果絶大な反面、通常の人の半分か3分の1程度の刺激量と施術で良い為、新米ほやほやの鍼灸師だと

患者さんから「良く効いた」と好評価を得たいあまり、一生懸命についついやり過ぎてしまうタイプです。しかし、それでは本来の患者様の為にも

なりません。それどころか却って肩が重く成り、患者様の第一目的も達成出来なくなります。この様なタイプの人はとかく神経質な人が多く、

難しい人が多いです。この様な張りと緊張型のタイプの人は症状的に通常の人よりもとても痛みを感じるます。程度も酷い事が多いので

細い鍼にて緩む手前に針を抜きます。それで十分達成します。この様なタイプの方はちょっとの鍼で凝りが緩むので鍼が怖いタイプの人が多く

早く鍼の施術を終えたい人も多いのも実情です。なので、鍼灸師のスキルが試される大変難しいタイプです。太い鍼でパルス通電や電気鍼は

もってのほかです。鍼をただ刺す道具と考えるのではなく、指先を鍛え1本の極細い鍼を

広く上手に操れる様にならないといけないと思います。

とっても細い1本の鍼でもって、この様な肩こりのタイプの患者さんが「鍼って気持ち良い」とリピートしてくれる様に成ったら、

また、この様な肩こりのタイプを見分けられ早めに施術を終えられる様になると

もう一人前でしょう!そして、結構な腕前になって居る筈です。

また、この様な方は意外にも於血証の人が多いので刺絡でもって於血を定期的に抜いて行く事が肝要です。

ポイント③ 肩甲挙筋型

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肩甲骨の内側上部には肩甲骨を挙上するための「肩甲挙筋」が付着して居ります。この「肩甲挙筋」は

肩甲骨の内側上部から頸椎に付着して居り、この筋肉が凝ったり緊張すると頸椎も引っ張られる格好となります。

なので、肩甲骨の内側上部と頸椎両方を挟む形で鍼を行って行きます。

また、慣れない肩甲骨を引き上げる動作を行ったり、寝違えなども起こり得る場所です。

ポイント④胸鎖乳突筋

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胸鎖乳突筋は胸骨、鎖骨、乳様突起に付着して居る意味からこの名前が付いて居ります。

簡単に言うと横を向く時の首の筋肉で、耳たぶの後ろ辺りの少し下に「乳様突起」というものがあります。ここから胸骨上部、鎖骨上部に向かって

付着している筋肉です。特に酷い肩こりだと鎖骨付着部付近に凝りの反応があり、ここをいかに緩めるかがポイントとなります。

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また、猫背の人だとここに硬い反応が出ます。猫背を緩解するためにもこの場所を緩める事がポイントとなるでしょう!

胸鎖乳突筋も「寝違え」が起こりやすい筋肉です。

ポイント⑤大胸筋型

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胸筋の肩関節寄りの辺りに凝りが出て来ます。原因は猫背が多いです。また、女性は特に乳房があるため、

体形上の関係からこの辺りに凝りや圧痛が出易いです。

同時に胸骨の真ん中あたりも圧痛が多く成ります。理由は猫背になる為、胸骨が常に圧迫され、凝りを生じる為です。

この様な方は肩こりや大胸筋のみに囚われず、体幹系全てのプロポーションを良くし、良い姿勢向上に努める努力が大切です。

ポイント⑥肩甲骨外側縁型

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肩甲骨の中や肩甲骨の外側から肩関節までの凝りが酷くなるケースです。

このタイプの方は、「五十肩」に発展しやすい部位な故に、日ごろから肩甲上腕リズム(ローテーターカフ)を良く鍛え

柔軟な筋肉に特に保っておく必要があります。そして、五十肩体操であるアイロン体操やコットマン体操などをマメに行いましょう!

仙台近郊やそれ以外の方へ

いかがでしたか?ザっと簡単に説明しましたが、肩こりでもこれ位奥が深いものです。

肩こりに悩む方、一向に改善しない方は是非、土田はり灸院にお越しください!