患者様との会話で「背骨の歪みがあるから良くならないんですよね?」とか
「どこどこの整体院で背骨の歪みを何度も取って貰って居るんだけど姿勢が悪いから良くならないんだと思います」
「カイロや整骨院で背骨の歪みが原因と言われた」などと良く聞きます。
果たしてその「背骨の歪み」とは!?
果たしてその「背骨の歪み」とは、一体どんなものなのか私も説明を聞いてみたいと思いましたので、ちょっとだけ意地悪ですが、
その患者様に聞いてみると
「・・・要するに姿勢が悪いって事なんですよね?」いえいえ、私が聞いて居るんですけど・・・難しいですよね(笑)。冗談ですよ!良くわかりますよ!
いえいえ、すみませんね(笑)言わんとして居る事は良く分かるんです。
背骨の歪みを「ダルマ落とし」の様に考えては居りませんか?
皆さんは背骨をどの様に考えて居りますか?もしかすると「ダルマ落とし」の様に考えては居りませんか?
wikipediaだるまから派生したものの項参照→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE
人の背骨は筋肉や靭帯、筋肉と筋肉を繋ぐ腱、血管や神経、リンパの流れなどが絶えず関与します。そしてこれらと付着し繋がって居ります。
そう簡単にダルマ落としの様にはいかないのです。
だとすると、果たして本当に「背骨の歪み」によるトラブルは存在するのか?
当施設ではその様な「骨の歪み」と言われるものはあまり重要視しません。
その理由は「自然に戻るもの」と考えて居るからです。しかし、ここで言う「自然に戻るもの」とは
レントゲンで映るレベルの背骨のずれを申して居るのではありません。そうなんですよ!今、ハッとお気付きになった人も多いでしょう?
そうなんですよ。大体の「歪み」と言われるレベルの物はズレでも何でもないという事です。
むしろ背骨が本当にズレて居ったら矯正などでは元の戻るレベルでは到底ありませんよ!
病院での手術レベルですよ!交通事故などの大けがや側弯症などはX線でもきちんと映るレベルで矯正などで元に戻るものではないのです。
と言う事はいつも「ズレてる」と言われるものがどのようなものなのでしょうか?
それを説明いたしましょう!
背骨が”ずれたり歪んだ様に見えるけどそれはたいして重要な問題ではないと考えて居ります。
骨だって呼吸をして居ります。常に私たちの体は微妙に動かしたりしながらバランスを取って居ります。そして身体の調子が良い時は少し動かすと体が軽くなるのに
痛みが抜けるどころか残ったという経験のある方は居りませんか?そうなんです。これこそが「歪み」と言われる正体なのです。要するに
身体の血液やリンパの巡りなどの生理学的な恒常性が保たれた中に背骨が存在して居る訳ですが、
風邪などで身体の調子が悪い時や疲れて居る時、慢性の病気がある時などは動きが鈍くなる。結果、痛みや重さが残るという事になるのです。
そうです。背骨だって動きが止まった状態や動きが鈍い状態にある事を「歪み」と呼んで居るという事です。
なので、当施設ではこの様な時の一番の特効薬は「疲れや疲労を取る事」で体の免疫力を上げ、結果、自然に快方に向かうものと考えます。
その過程で、確かに古傷や凝りなどはその障壁となる事があります。なので、それらを取り除く事を提唱して居ります。
仙台近郊やそれ以外の方へ
決して背骨を真っ直ぐにすれば姿勢を良くすれば解決できるという安易なものではありません。
確かに姿勢や背骨が原因の事もないとは言えませんが
大体の「歪み」と言われて来る方を診て居りますと原因は様々な様です。
疲労による免疫力の低下によって調子を崩して居るだけの事が殆どと言えます。
どうか、「リンパや血液の流れ」などの免疫系にもご自分のお身体にご配慮下さい。